提出資料パッケージの整理方法が決まったら、次に、各パッケージ内の提出資料案件の案件分類方法 (通常、提出資料レジストリと呼ばれます) を決めます。提出資料レジストリの設定方法に正解も不正解もありませんが、どのオプションにもメリットとデメリットがあります。
通常、提出資料レジストリは仕様から始まるので、まずはそこから始めましょう。以下は、照明器具提出資料の標準仕様書小項目です:

提出資料レジストリのビルドは、仕様に要求事項として記載されている各案件の個別項目を作成することから始めることをお勧めします。上記の仕様セクションの例には、次の案件があります: 製品データ、施工図、認定データ、製品証明書、現場品質管理レポート、O&M、保証書。
プロジェクトに 50 個の異なる照明器具がある可能性を考えると、この例の提出資料の各行には、各照明器具についてレビューされ、承認される必要のある 50 個の異なる文書がある可能性があります。レジストリを整理する際に、ここでやめるという選択肢もありますが、それにはメリットとデメリットの両方があります。
| No. 165000-1.0:照明器具パッケージ | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 仕様セクション | 提出資料 No. | 改訂版 No. | タイトル | 種類 | ステータス |
| 16 50 00 照明 | 16 50 00-1 | 0 | 照明器具製品データ | 製品データ | 未着手 |
| 16 50 00 照明 | 16 50 00-2 | 0 | 照明器具施工図 | 製作図 | 未着手 |
| 16 50 00 照明 | 16 50 00-3 | 0 | 照明器具認定データ | 認定/証明書 | 未着手 |
| 16 50 00 照明 | 16 50 00-4 | 0 | 照明器具製品証明書 | 認定/証明書 | 未着手 |
| 16 50 00 照明 | 16 50 00-5 | 0 | 照明器具品質管理レポート | その他 | 未着手 |
| 16 50 00 照明 | 16 50 00-6 | 0 | 照明器具 O&M データ | 運用および保守マニュアル (O&M) | 未着手 |
| 16 50 00 照明 | 16 50 00-7 | 0 | 照明器具保証書データ | 製品保証書 | 未着手 |
大まかな案件分類で終わらせるのではなく、レジストリをさらにビルドアップし、案件分類をより詳細にしていくこともできます。上記の同じ仕様セクションの例を使用して、各器具の製品データ、施工図などについては、プロジェクトが必要とするだけ多くの、個々の提出資料行を作成することができます。
| No. 165000-1.0:照明器具パッケージ | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 仕様セクション | 提出資料 No. | 改訂版 No. | タイトル | 種類 | ステータス |
| 16 50 00 照明 | 16 50 00-1 | 0 | Peerless BRM9-1-28T5-SPR-20/80 照明器具製品データ | 製品データ | 未着手 |
| 16 50 00 照明 | 16 50 00-2 | 0 | Pinnacle E4A-35-28-G9G 照明器具製品データ | 製品データ | 未着手 |
| 16 50 00 照明 | 16 50 00-3 | 0 | Gotham EVO-SQ-30-10-4AR 照明器具製品データ | 製品データ | 未着手 |
| 16 50 00 照明 | 16 50 00-4 | 0 | Pinnacle F36-A-35-G-120 照明器具製品データ | 製品データ | 未着手 |
| 16 50 00 照明 | 16 50 00-5 | 0 | Pinnacle EV3WG-35-28-SFS 照明器具製品データ | 製品データ | 未着手 |
| 16 50 00 照明 | 16 50 00-6 | 0 | Pinnacle F48-CL-35-S-120 照明器具製品データ | 製品データ | 未着手 |
| 16 50 00 照明 | 16 50 00-7 | 0 | Gotham EVO-CYL-30-10-6AR照明器具製品データ | 製品データ | 未着手 |
パッケージやプロジェクトに含まれる案件の数に応じて、提出資料パッケージをさらに分けたいと思うかもしれません。例えば、単純に「照明器具」パッケージを1つ作るのではなく、プロジェクトの場所、段階、提出資料の種類に基づいたパッケージ、さらには対応する提出資料案件 (製品データ、保証書、O&M など) をすべて含む器具ごとの個別パッケージを作ることができます。
簡単に言えば、どちらのオプションも別の目的に推奨されます。最適な選択肢はチームとプロジェクトの必要によって決まりますが、同じプロジェクトで両方を採用することもできます。滅多に否認、または参照されないドライウォール備品のような案件に関しては、一緒にまとめてしまう方がシンプルにするために理にかなっています。しかし、照明器具のように頻繁に改訂される案件を扱う場合は、そのデータを個々の器具のパッケージに分けることが望ましいでしょう。
様々な事例やプロジェクトをサポートする Procore の柔軟性を活用し、プロジェクトチームに最適な方法で提出資料を整理することができます。どのような行動を取るべきかまだわからない場合は、少し時間をかけて、より詳細な提出資料の案件分類を作成することを、最終的にはお勧めします。