提出資料を作成する
目的
プロジェクトの提出資料ツールを使用して、プロジェクトの提出資料を作成すること。
背景
建設業界では、提出資料とは、下請業者が総合工事業者に提出する書面および/または物的情報のことで、その後、建機や資材などが製造され、プロジェクトに納入される前に、それらの承認のために設計チームに提供されます。提出資料は、施工図、建機のカット シート、材料サンプルなど、さまざまな形式で提示することができます。提出資料は主に、設計者とエンジニアが、設計文書/契約文書に準拠して正しい製品と数量がプロジェクトに導入されることを検証するために必要です。
あらゆる会社やプロジェクトには固有のプロセスがあるかもしれませんが、プロジェクトマネージャーまたはエンジニアが提出資料管理者としての責任を負うのが一般的です。まず、提出資料管理者が提出資料を作成します。次に、下請業者は提出資料に必要な文書を提供します。その後、必要な文書が揃うと、提出資料は適切な設計チーム メンバーに送信され、確認と承認が行われます。
考慮すべきこと
- 必要なユーザー権限:
- 提出資料を作成する:
- 権限テンプレートで「提出資料を作成する」アクセス権限が有効である提出資料ツールに対する「読み取り専用」または「標準」レベルの権限。
または - 自分に権限テンプレートが割り当てられていないプロジェクトの提出資料ツールに対する「標準」レベルの権限。
または - プロジェクトの提出資料ツールに対する「管理者」レベルの権限。
- プロジェクトの提出資料ツールに対する「管理者」レベルの権限がないと、プロジェクトの提出資料ツールに対して「管理者」レベルの権限を持つユーザーしか提出資料ワークフローに追加できません。
- プロジェクトの提出資料ツールに対する「管理者」レベルの権限があると、プロジェクトの提出資料ツールに対する「標準」レベル以上の権限を持つユーザーを提出資料ワークフローに追加できます。
- 権限テンプレートで「提出資料を作成する」アクセス権限が有効である提出資料ツールに対する「読み取り専用」または「標準」レベルの権限。
- 提出資料を作成する:
- 構成設定:
- 新しいプロジェクトの開始時に、提出資料ツールに対する「管理者」レベルの権限を持つユーザーは、通常、プロジェクトの提出資料ツールに以下の設定を行います:
- 費用コード。費用コードは Procore の作業分解構成図の「費用コード」セグメントで管理されます。
- 既定の提出資料管理者。「提出資料ツールの『既定の提出資料管理者』を指定する」を参照してください。
- 配布。「 プロジェクトディレクトリに配信グループを追加する」を参照してください。
- 番号付け。「Procore での提出資料の番号はどのように付けられますか?」を参照してください。
- スケジュール計算。「提出資料スケジュール情報を計算する (有効な場合)」を参照してください
- 予定タスク。プロジェクトでスケジュール ツールが有効な場合、提出資料をプロジェクト スケジュール上のタスクに関連付けることができます。「スケジュール」を参照してください。
- 仕様セクション。プロジェクトは、プロジェクトの仕様ツールまたはプロジェクトの管理者ツールで動作するように設定することができます。 「提出資料ツールの『仕様セクション』ドロップダウンリストの選択項目はどこから来るのですか?」を参照してください。
- 提出資料ワークフロー テンプレート。提出資料ワークフロー テンプレートを使用するようにプロジェクトが設定されている場セットがあります。「提出資料ワークフロー テンプレートを管理する」を参照してください。
- 新しいプロジェクトの開始時に、提出資料ツールに対する「管理者」レベルの権限を持つユーザーは、通常、プロジェクトの提出資料ツールに以下の設定を行います:
- 追加情報:
- プロジェクトに提出資料を追加する代替方法には、以下のものがあります:
- 提出資料をプロジェクトレベルの提出資料ツールにインポートします。「完成した提出資料インポート テンプレートを Procore に送信する」を参照してください。
- プロジェクトレベルの仕様ツールから提出資料記録を作成します。 「提出資料ビルダー: 仕様から提出資料を作成する」を参照してください。
- プロジェクトに提出資料を追加する代替方法には、以下のものがあります:
動画
ステップ
- プロジェクトの [提出資料] ツールに移動します。
- [+ 作成] > [提出資料] をクリックします。
- 以下ように新しい提出資料を作成します:
一般情報を追加する
注
提出資料ツールに対する標準権限を持つユーザーは、新しい提出資料を作成する際、以下のフィールドのみ表示できます:
タイトル、仕様セクション、番号と改訂版、提出資料の種類、請負業者 (有責)、送信元、最終期日、場所、リンクされた図面、配信先リスト、アクション待ち、非公開、説明、添付書類
- [一般] タブで以下ようにデータ入力を完了します:
- 注: 「最終期日」になると、システムは自動電子メール通知を送信し、ユーザーに提出資料の期限が過ぎていることを通知します。システムが順次承認を使用するように構成されている場合、通知は提出資料管理者と承認ワークフローのアクション待ち担当者に送られます。システムが並行承認を使用するように構成されている場合、通知は提出資料管理者と承認ワークフローのメンバーに送られます)。
提出資料スケジュール情報を計算する (有効な場合)
提出資料スケジュール計算はオプション機能で、有効にすることができます。「提出資料スケジュール計算を有効にする」を参照してください。有効にすると、提出資料ツールは、「現場での利用開始期日」、「リードタイム」、「設計チームのレビュー時間」、および「社内レビュー時間」フィールドの入力データ内容を分析し、提出者と承認者の提出資料ワークフローの「期日」に対する提案を提供します。また、「返却予定日」、「社内レビュー完了予定日」、「提出期限予定日」フィールドにも自動的に入力されます。
配信情報を更新
- 配信予定日
配信予定日に表示されている日付を表示します。これは、「リードタイム」から提出資料が配信されるまでの日付で、提出資料の作成時には入力されません。この日付は、提出資料が配信された時点で Procore によって計算されます。「提出資料を配信する」を参照してください。 - タスクのスケジュール
プロジェクトでスケジュール ツールを有効にし、Asta Powerproject、Microsoft Project、またはOracle Primavera スケジュールを Procore と統合している場合、スケジュール ツールに対して「読み取り専用」レベル以上の権限が付与されているユーザー アカウントを持っていれば、[タスクのスケジュール] ドロップダウンリストからプロジェクトのタスクを選択できます。これは参考のみを目的としています。 - 「確認済み納品日」
下請業者または仕入業者が貨物の到着を確認した日を、確認済み納品日カレンダーを使用して選択します。 - 実際の納品日
実際の納品日カレンダーを使用して、資材が現場に到着した日付を選択します。通常、この値はプロジェクト現場監督が更新します。
提出資料ワークフロー テンプレートを適用する
プロジェクトの提出資料ツールに対する「管理者」レベルの権限を持つユーザーは、1つ以上の提出資料ワークフロー テンプレートを作成することができ、それを新しい提出資料を最初に作成する際に追加することができます。この機能により、提出資料を作成するたびに新しい提出資料ワークフローを追加する必要がなくなり、データ入力の時間を節約することができます。
- 提出資料ワークフローで、次のようにします:
- テンプレートを選択します。ドロップダウンリストより、ワークフロー テンプレートを選択します。
注:- このドロップダウンリストは、提出資料ツールに対する「管理者」レベルの権限を持つユーザーだけが、表示、利用できます。
- このアクションは、提出資料ワークフロー テンプレートで指名された個人を提出資料に割り当てます。
- 提出資料ワークフロー テンプレートの作成方法については、「提出資料ワークフロー テンプレートを管理する」を参照してください。
- テンプレートを選択します。ドロップダウンリストより、ワークフロー テンプレートを選択します。
- 続けて、[名前]、[役割]、[提出/回答までの日数] フィールドを提出資料に合わせて変更します。変更は提出資料のワークフローにのみ影響し、提出資料のワークフロー テンプレートには影響しません。
- (オプション) 「提出資料ワークフローへユーザーを追加する」の手順を続行します。
提出資料ワークフローへユーザーを追加する
- 提出資料ワークフローで、提出資料の目的の各項目について以下を実行します:
- 名前。最初に [検索] ボックスにプロジェクト ユーザーの名前を入力します。次に、リストから適切なユーザーを選択します。
- ユーザーからの回答が必要な場合は、ユーザー名の横にあるチェックボックスをオンにします。
または - ユーザーからの回答を求めない場合は、チェックボックスをオフにします。
注: 並行承認ワークフロー グループに複数のユーザーを追加している場合、グループ内で「必要」とマークされたすべてのユーザーが提出資料に対する回答を提出すると、「アクション待ち」の責任は次のワークフロー グループに移ります。
- ユーザーからの回答が必要な場合は、ユーザー名の横にあるチェックボックスをオンにします。
- 役割。リストから承認者 または提出者を選択します。「提出資料における提出者と承認者の違いは何ですか?」を参照してください。
注:- 承認者として指定されるには、その個人がプロジェクトレベルのディレクトリ ツールに存在し (「プロジェクト ディレクトリにユーザー アカウントを追加する」を参照)、提出資料ツールに対する「管理者」または「標準」レベルの権限も付与されている必要があります (「提出資料ツールのユーザー権限を設定する」を参照)。
- あなたが提出資料ツールに対する「標準」レベルの権限を持つユーザーである場合、ワークフローに追加できるのは「管理者」レベルの権限を持つユーザーのみです。
- 提出資料に提出者を追加する場合、提出資料の順次承認ワークフローの最初の承認者として提出資料管理者を指定することをお勧めします。これにより、提出資料管理者は、提出資料が提出ワークフローの次のステップでユーザーに送信される前に、社内のステークホルダーによって提出資料が十分に確認される機会を得ることができます。
- あなたが提出資料ツールに対する「管理者」レベルの権限を持つユーザーであれば、ワークフローに対する「管理者」または「標準」レベルの権限を持つユーザーを追加することができます。
注: 提出資料ワークフローで順次承認を使用する場合は、ワークフローの各項目にユーザーを1人のみ追加してください。提出資料ワークフローのステップで並行承認を使用する場合は、1項目に2人以上のユーザーを追加します。
- 期日。 提出資料回答の期日をカレンダーから選択します。
手記: 「期日」フィールドは、提出資料ツールの [設定の構成] ページで指定された既定の日数に基づいて自動的に入力されます。 「設定を構成する: 提出資料ツール」を参照してください。 期日には、プロジェクトの「稼働日」として設定した日も考慮されます。 「プロジェクト稼働日を設定する」を参照してください。
- 名前。最初に [検索] ボックスにプロジェクト ユーザーの名前を入力します。次に、リストから適切なユーザーを選択します。
- [ステップを追加] をクリックします。
- ワークフローに別のユーザーを追加するには、この手順を繰り返します。
- ワークフロー ステップの順序を変更したい場合は、次ようにします:
- 項目を縦方向のグリップ (⋮⋮)でつかみます。
- ドラッグ・アンド・ドロップ操作を使用して、項目を希望の順序に移動します。
レビューのための提出資料の更新と送信
上記手順が終了したら、以下オプションを1つを選択します:
- 提出資料ワークフローのメンバー、配信先リストのメンバー、および提出資料管理者に電子メールを送信せずに変更を保存するには、[作成] をクリックします。
または - 変更を保存して提出資料ワークフローのメンバーに注意喚起する電子メール通知を送信し、配信先リストのメンバーに注意喚起するには、[電子メールの作成と送信] をクリックします。